糖尿病治療薬.comの6月記事一覧

糖尿病は血糖値が異常に高くなってしまっている病態であり、軽微な場合にはそれ自体に自覚症状が伴わないことが多々あります。喉の渇きや多尿、疲れやすさなどのわかりにくい症状が生じていることがしばしばありますが、意識をしていても気づかないことも稀ではありません。しかし、高血糖の状況が続くと多くの疾患のリスクがあるだけでなく、症状が進行することによって自覚症状も生じます。神経障害、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症はその中でも代表的なものであり、こういった重症化を予防していくことが糖尿病治療において重要とされています。神経障害は自覚症状として明らかにわかりやすいことから、それに異常を感じて神経内科などを受診する人もいます。それが発端となって糖尿病が発覚することも多く、その段階からさらなる重症化が進まないように予防をしていく指導が実施されていきます。糖尿病の重症化予防事業も広く行われるようになってきており、公共機関によって実施されています。市町村などが実施主体となって委託先にプログラムの実施を依頼するという形がとられているのが基本であり、申し込みを行うと市町村などから委託先へと健康保険などの情報が提供されて円滑にプログラムを開始できるように設計されています。特に糖尿病性腎症によって人工透析を行わなければならなくなると生涯にわたって大きな医療費を払い続けなければならなくなることから、個人にとっても国にとっても大きな問題となります。そういった視点から市町村レベルから予防プログラムが実施されるようになってきているのが現状であり、委託先としてプログラムの実施を実際に行う協力をする機関も多くなってきています。