糖尿病治療薬.comの7月記事一覧

糖尿病は、癌と異なり、その病気だけで死に直結するというものではありませんが、そのままにしておくと合併症を引き起こしてしまうとても怖い病気です。
糖尿病には三大合併症と呼ばれるものがあります。
「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「末梢神経障害」です。

まず、網膜症ですが、視力がだんだんに落ち、失明の恐れがある病気です。
日本人の中途失明の原因の代表的なものとされています。
例えば、白内障であれば、眼内レンズ挿入の手術を行えばよくなりますが、網膜症の場合、改善させる治療ではなく、進行を抑える治療しかないのが現状です。

次に糖尿病性腎症ですが、腎臓の微小血管が糖尿病によってダメージを受け、腎臓の機能をダメにしてしまう病気です。
進行すると慢性腎不全となり、人工透析を余儀なくされます。
人工透析は血液を濾過し、体内の老廃物の除去を行うものです。
1回の透析で約4時間くらいかかります。
これを週3回ぐらい行うので、生活にかなりの制約が出てきます。

最後に末梢神経障害ですが、指先、足先の体の末端の感覚が麻痺してきます。
これにより、壊疽が起こっても痛みを感じず、足を切断してしまう結果になってしまうことがあります。

三大合併症と呼ばれるものは以上のようなものです。
いずれにも共通しているのが治すための治療ではなく、これ以上悪化させない治療が中心であることです。
一度なってしまったら、悪くならないようにするしかないのです。
他にも動脈硬化との関連で心臓疾患や脳梗塞を起こしやすいといわれていますし、できものができやすいといわれています。
このできものには癌も含まれます。
歯周疾患と糖尿病との関連も指摘されています。
つまり、全身的な病気と関連しているということになります。

糖尿病とは、食べたものがブドウ糖となり、血管の中を流れても、ブドウ糖を必要としている細胞の中に運ばれずに、血液のなかにあふれてしまう病気です。その結果、血糖値が高くなり、さまざまな合併症を引き起こします。そのために、血糖値を下げるための糖尿病治療薬が必要となります。
病院で処方される糖尿病治療薬には4つの種類があります。
1.α-グルコシダーゼ阻害薬
2.インスリン抵抗性改善薬
3.スルフォニル尿素薬
4.ビグアナイド薬
それぞれの効果が違います。糖尿病の状態によって使い分けています。
1.α-グルコシダーゼ阻害薬は、軽度の糖尿病に処方される糖尿病治療薬です。食事の前に飲むことで、小腸での糖質の分解や吸収を遅らせる効果があります。つまり、吸収を遅らせることで、食後に血液中の血糖値が急に上がるのを防ぎます。
2.インスリン抵抗性改善薬は、血糖値を下げるインスリンが血液中に沢山あるのに、高血糖が続いている人に出される糖尿病治療薬です。血糖値を下げるインスリンが血液中に沢山あるのなら、インスリンが正常に働くようにする効果があります。血糖値を下げるインスリンが正常に働くことで血糖値を下げさせるのです。「アクトス」という薬です。
3.スルフォニル尿素薬は、インスリンを下げる働きのすい臓にインスリンが残っているのに、インスリンの出が悪いタイプの人に処方される糖尿病治療薬です。血糖値を下げるインスリンを出やすくすることで、血糖値を下げる効果があります。「オイグルコン」、「ダイアグリコ」、「アマリール」があります。
4.ビグアナイド薬は、最近使われなくなりましたが、食欲をなくす効果があります。つまり、あまた食べさせないことによって、血糖値を下げるのです。