糖尿病で即入院した場合の蛋白制限食の適用について

糖尿病は血液中のブドウ糖が高い状態が続き、やがては各種臓器の
働きに影響を及ぼす合併症が現れる病気です。
食事や運動、そして薬物による治療で血糖値をコントロールする必要がありますが、
初期には自覚症状がないため、見逃してしまうケースが多いといえます。

ですから吐き気や異常なだるさなど、日常生活に支障が現れてから糖尿病が判明する事も多く、
ひどい場合には即入院となります。

糖尿病で即入院となった場合、病院ではガイドラインに基づいた治療が行われます。
その中でも大きな比重を占めるのが、食事管理といえます。
具体的には糖尿病食品交換表に基づき、エネルギーや脂質などを医師が指定した範囲内の栄養量に抑え、
食材についてもバランス良く組み合わせたものとなっています。

しかし糖尿病で即入院となった人のうち腎臓への合併症が認められる場合、蛋白制限食が適用となります。
その理由としては腎臓で老廃物を濾過する機能が低下しているため、
老廃物を多く含む蛋白性食品をうまく処理できないからです。
蛋白制限食を導入する際の判定には、尿や血液検査の結果を用います。

蛋白制限食の詳細としては、蛋白源となる肉や魚、卵などの摂取量を制限し、代わりに炭水化物や脂質で
エネルギーを摂取するスタイルとなります。
さらに蛋白質と同様に腎臓に負担をかける塩分も、制限する事がほとんどです。

ですから糖尿病の蛋白制限食においては、通常の糖尿病食では控えるべきとされている
揚げ物もエネルギーを確保するために登場します。
さらには蛋白制限食用に開発された低タンパクの米飯やパンなどを用いて、
摂取する栄養量を調整する事があります。

糖尿病で即入院となるケースはそれほどありませんが、腎臓にまで異常があれば
蛋白制限食をはじめ、運動や薬の服用など日常生活に大きな影響がありますから、
普段から定期的な健康診断を受診することが非常に大切といえます。